医業承継・引継ぎ
地域に密着している医療機関は私たちの生活になくてはならない存在です。
地域の実情や、それぞれの患者さんの生活スタイルをに寄り添った「診察カルテ」を残している「かかりつけ医」の先生だからこそ、その医療方針や変わらない心配りを繋いでいっていただきたいのです。
しかし、普段の診療をしながら、「経営」と「診療」の引継ぎをスムーズに進めるには時間も手間もかかる作業であり、取りこぼしてはいけない手続きもたくさんあります。
当事務所の医業承継サポートとは?
院長の診療方針や経営方針は、後継者の目指す医療とは違う場合が多くあります。
医業承継は経営面のみならず、診療面のすり合わせがとても大切で、また一番苦労するところでもあります。
院長の想いと未来へ繫ぐ後継者の想いを結ぶために
◇院長の診療方針と後継者の想いをすり合わせをはじめ、従業員や後継者など「人」に係る問題(ソフト面)
◇不動産、医療機器、持分(拠出金)などの「財産面」の対策や、許可、届け出、契約など手続き関係の対応(ハード面)
◇一族・後継者の軋轢、家族間のトラブルに備えた対策(人間関係の面)
をテクニカル的にとどまらず、課題解決のためにご事情に寄り添いながら、バトンを渡す院長と受け取る後継者が「未来に実現したい医療機関」の想いを、ロードマップに落とし込んで進めていく伴走型サポートをご提供いたします。
<このようなメリットがあります>
医業承継は院長だけのお仕事ではありません。後継者と一緒に古き良きものを引継ぎ、新しい風を吹き込む共同作業でもあります。
世代を超える経営理念や診療方針の見直しの機会となり、「かかりつけ医」として患者さんの期待に応えられる医院を繋いでいけます。
院長の引退後に必要な退職金や持分対策、後継者の必要資金や納税対策などの資金対策がたてられます。
相続税を考えた対策を進め、税金の支払いのために医療機関の経営に係る資産を手放すことがないように相続問題対策にも備えられます。
出口戦略を考えて進めていくため、院長の「ありたい姿」への実現に貢献し、さらに地域医療を守っていくことができます。
また、手仕舞いをご決断する場合でも、従業員や患者さん、取引先への対応について課題を整理し、院長が納得できる手仕舞いの形へ進めることが可能です。
当事務所の医業承継サポートの3ステップ
Step1 医業承継診断
【現状の確認】
☆医院の状況確認
☆事業承継スタイルの確認
☆院長の通常業務の洗い出し
☆院長引退後のライフスタイルのお考え
など
Step2 医業承継計画を作成し承継への対策と実施
【課題の確認】
☆税に関する課題
☆人に関する課題
☆権限移譲に関する課題
☆不動産・医療機器などの課題
など
Step3 理事業(院長)交代とフォローアップ
【引継ぎの実施と未来へ繫ぐ環境整備】
☆課題解決への実施
☆申請手続き他、必要書類の準備
☆その他、緊急車両などに必要な手続きや引継ぎ後の院内体制の環境整備(概ね2か月間)
など
医業承継の基本的な6スタイル
◇ 個人 → 個人(家族・親族への承継)<診療所廃業と診療所開設のスタイル>
◇ 個人 →(法人設立)→法人の承継<理事長交代のスタイル>
◇ 個人 → 法人(売却)<例:分院や事業拡大のための売買(M&A)>
◇ 法人(持分あり)→ 法人(持分あり)<経営権の譲渡:持分譲渡・役員入替りスタイル>
◇ 法人(持分あり)→ 認定医療法人(持分なし)<移行と同時に理事長交代>
◇ 法人(持分なし)→ 法人(持分なし)<理事長の交代>
医業承継サポートの費用について
◇サポート頻度・形式:お客様と打ち合わせにより決定いたします。
毎月1回定期ミーティング
※お客様と打ち合わせにより決定いたします。
◇サポート期間:6か月以上のご契約となります。
※サポートの内容が「親族承継」「M&A」「閉院」などによってサポート期間は変わります。
◇価格:月額200,000円(税別)~
※医療法人設立が含まれる場合は月額300,000円(税別)~となります
※専門性のある調査や登記など、必要に応じて弁護士、司法書士、不動産鑑定士、及び行政窓口に支払う手続き費用などは別途必要になります。当事務所では連携してワンステップで手続きが可能です。
◇◇◇ メッセージ ◇◇◇
院長が安心して医院を任せられるようにしていくためには、たくさんの課題があります。
「自分が突然いなくなった時の対策」や「手仕舞い」のご決断をした場合を含め
「次の世代へ医院を引継ぎ、さらに成長させるために」といった課題をスムーズに解決していくためにも、納得のいく引継ぎができるように計画を立てておく必要があります。
院長の想いを描く未来を実現させるために、気がかりなことを解消しておく
「はじめの一歩」を当事務所と一緒に踏み出してみませんか?