あれから22年…、震災からの学びをつないでいきます。
阪神・淡路大震災から22年…
今朝は学校に向かう子どもたちと同じ時間に出発して、震災当時、長田の被災地でも火事が広がった御蔵地区へ行ってきました。
今日は「わすれないための講話」として元日本銀行神戸支店長の遠藤勝裕さんと神戸大名誉教授の室崎先生のお話を聞くことができました。
神戸は震災から学んで、ちゃんと復興できているのだろうか…(p_-)
器として綺麗に見えているけれど、中身が(人の心に刻まれて…という意味では)スカスカなのではないか…(p_-)
私は宝塚で被災し、家も無くなりました。
その時の恐怖はふとした時に脳みそが勝手によみがえらせてきます。
「忘れようとしてるだろう!」と…
今、危機管理の仕事をしているのも、時々起る小さな地震に脳みそがあの時の恐怖を忘れさせてくれなくて、「それならば、恐怖に打ち勝てばいい!」と考えた結果でもあるのです。
私は年に数回色々な被災地に行って学びます。そして、毎回、稲穂のように頭(こうべ)を垂れる思いで帰ってきます。
今日も長田の御蔵地区の被災地をガイドしてくださる方について「まち歩き」に参加しました。
あるモニュメントでは、細工がされていて、天井の切れ目から差し込む太陽の光によって、モニュメントの地図上に亡くなった方がおられた場所が光の点となって現れます。
そして、22年前の火災で半分燃えて炭になってしまった木や、燃えた後が残っている電信柱まで、今でもしっかりと立っていました。
町の中はきれいに家が立ち並ぶけれど、当時は何をどのように残すのか、とてももめたそうです。
学びを得るたびに、自分の悩みがちっぽけに思えてきて、「何をしている!頑張るぞ!」と力をいただいています。
さて、今日からまた気持ちを引き締めて前進いたしましょう!(^^)!

