わが家では「闘魚」と言われるベタを飼っています。
わが家には、ベタという名の「闘魚」を2匹飼っています。
20数年前にも飼っていましたが、阪神・淡路大震災の時に水槽ごと飛び跳ねてしまい、熱帯魚の生命線となる保温設備も使えず残念なことになりました。
その時飼っていたのは、闘魚と言われているのに小さい熱帯魚と一緒に入れても襲うこともなく、面倒見が良くて、少し元気のない魚がいると口でツンツンしてエサのところに連れて行ってやろうと押してくれたり、ケンカしている魚たちの間にシュ~っと入って片方を遠ざけるようにもしてくれていました。
それから、10数年たちお店で見つけたベタがとてもきれいで、子どもたちが夏休みの課題にそれぞれ違う種類のベタの観察日記を書くことになりました。
せっかくなのでいろんな色のベタが欲しいと思い4匹違う色のベタを飼って、産卵から稚魚が成長するまでを記録することにしたのです。(まあ、それはそれは私が大変だったこと…(@_@;))
ベタは子どもの世話を父親がするのですよ!
父親が水面に作る泡巣という卵のお宿になるところを作り、メスの産卵もオスがお腹を押す手伝いをし、産卵後、下に落ちた卵を口で拾って、あらかじめ作った泡巣に引っ付けていくのです。それから、メスを敵だと思い戦いに挑むのです。この時にメスを違う水槽に移さなければ殺されてしまいます。ここで、母親は子どもたちと一緒に暮らせなくなります。ほんの数分間の家族です。(ベタは「闘魚」なので1匹ずつ飼わなければどちらかが倒れるまで戦ってしまいます。)
オスは、メスがいなくなると落ち着いて卵の世話をし、卵が下に落ちると口で拾って、また水面にもって行ってあげるのです。それを、自分は2日も、3日もエサを食べずに夜も寝ずに見張るのですよ(p_-)その間、明るくないといけないので電気はつけておきます。わずか3日くらいで孵化し、稚魚が生まれます。(その時は200匹位いたかな~(-“-))
それから稚魚の世話が始まるのですが…ここで、エサを食べてなかった父親が食欲を取戻し、稚魚を食べてしまってはいけないので、別の水槽に移します。
それから稚魚もエサがうまく自分で食べられなかったりでどんどん減り、結局残ったのは20匹くらいでした。(闘魚の性質が出てきたら分けていかないといけないので、それまではみんな一緒♪)お店屋さんができそうなくらい水槽も増えてしまいました。
今は2匹だけ飼っています。当時の稚魚たちはもういませんが…。
2匹飼うのは、闘魚として戦う時に広げるエラを鍛えてやるためです。それが老化防止につながっているのです。
夏になるとベタがペットショップに並びます。そしてまだ逢えていませんが、いつも私は探しています。
阪神・淡路大震災の時に飼っていたベタと同じ色をした子がいないかな…と。

