久しぶりに仙台へ来ました。
昨日は1時間半遅れで強風の中、仙台空港にどうにか飛行機が降りてくれました。(神戸に引き返すかもしれないし、羽田空港に変更するかもしれない…なんて放送されたのですが…無事仙台についてよかった(^-^;)
今日は朝からさらに強風の中、レンタカーを使い大川小学校に向かいました。
私が危機管理に腰を据えて頑張ろう…と、きっかけとなった場所であり、もう一歩踏み出そうと新しい決意にもう一度手を合わせに行ったのです。
その後すぐに、よこなぐりの雪がふぶきだしました。
強風で体ごと飛ばされそうになって、体は芯から冷えてきて「ゴー!」という爆風の中、何もつかまるようなところもなく「うわ~!」と声を出しても誰もいなくて…
「あの時被災した子供たちはもっと怖かったのだろう…」とそんな風に感じてしまいました。
1年ほど前に来た時にはあった慰霊碑が壊され、土台の部分しか残っていないことに気が付きました。小学校の中にはセメントの材料だろうか、何かこれから整備して変わろうとしている風でした。
東日本大震災からもうすぐ7年。
手を合わせに来る人も少なくなっているのだろうと思い、少し長く石碑に独り言を話してみました。
私のほかには20分くらいの間に近くの工事をしていたおじさんや、お仕事の途中だろうか、女性の方が手を合わせに来ていました。
もう一つ仙台へ来た目的は東北大学での勉強会に参加するためでした。
今日の勉強会の発表者の中に、ちょうど私が見学した大川小学校の慰霊碑がなぜなくなっていくのかをお話しできる当事者の先生がいらっしゃいました。
石碑は、ご遺族の方が静かに手を合わせることができるように場所を移動されるということでした。
そうですよね…見ず知らずの人が勝手に何かを話しかけに来ても迷惑ですよね…
私としては、観光気分ではなく、手を合わせて今の自分を振り返り、新しいことへの挑戦を約束するために足を運んでいたのですが…。(これも観光になるのかな…(p_-))
「どこへ移ったのか、ここへきて手を合わせようとする人への案内があるといいのでは…」と、そんな意見を伝えてみると、「担当者にその意見を伝えておきます」と言ってもらえた。
明日は、もう少し遠くへ被災地をめぐってこようと思っています。
もうすぐ7年目の東日本大震災の傷跡はあまり変わってないところも多いように感じました。

