被災地見学に行きました。
仙台での学びの予定にしていたところの最後は、少し足を延ばして岩手県宮古市に行ってきました。
仙台より車で往復8時間かけて津波の被害が大きく残る「たろう観光ホテル」です。
田老駅に集合して現地の建物内に入っていける被災地見学コースもあるようです。(私は自由見学です)
ちょうど時間が重なった見学会の方もいらして、ガイドさんが大きな声で少し話を聞くこともできました。(お得♪)
ホテルの6階まで非常階段で登っていく人たちには、「津波はこの4階の高さまで上がってきたのですよ。」と説明していました。(今は高齢者でも見学がしやすくエレベーターもついているようです)
ホテルのすぐ裏手には高台へ登っていく避難道もできていたけれど、17メートルを超える津波と言われて(このホテルの4階まで水がやってくるというのに)高台に駆け上がっていく時間なんていうのはどれだけの恐怖を感じるでしょうか…”(-“”-)”
ホテルは新しく別の場所に建てられて営業をされているそうですが、この場所は被害の大きさを「伝える」ために遺構として残されています。
この地は2年以上前にリスクマネジメントを一緒に学んでいた友人が「案内してあげるから一度は見ておくといいよ。」と言ってくれてた場所でした。
その友人は昨年亡くなり、その人の持っている知識を伝授してもらうことはできませんでしたが、現地に来て、2階までの天井がむき出しになり、空洞になっている建物を見ると水の恐怖を強く感じ、その友人が何を説明しようとしていたのかを少し想像することが出来ました。
今回、東北大学での勉強会で学んだことも含め、さらにもう1歩先に進める業務ができるよう新年度を前に頑張ろうと思いました。

