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危機管理の中での「インクルーシヴ」って?

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「インクルーシヴ」って知っていますか?

私は一昨日初めて聞きました。そして昨日も学びました。

私の危機管理には発達障害向けの知識が少なく、それでは「すべての人を守ることが出来る危機管理」にはならないと思い、昨年末から学んでいるところです。健常者であろうと、障害があろうと、生きのびる権利は同じだからです。何かあった時に悲しむ人が必ずいるからです。

昨日は障害を持つ子どもたちに10年以上算数を教えている先生にお目にかかり、「色々教えて下さい!」と自分が学びたい項目などを資料にし、読んでいた書籍を何冊も持って行き、どんなことを知りたいのか、どんな成果物を考えているのかを説明しました。

しかし…ここに壁がありました。

「防災教育」とか「マニュアル」というのは「一生懸命勉強して身につけなさい」と押し付けられるものですか?…と

そして、「発達障害」という言葉が最近はやっているからそれにあわせて考えたものですか?

障害のある人が何かしたくても、それを社会が認めないことを知っていますか?

戦後、勉強も制限され、今でも、就職先は最低賃金も守られない作業所で働くしかないことを知っていますか?

う~む。この先生は子どもたちを守りたいために言っているのだろうけれど、これが壁を作っているのか…と「社会を変えてからやってこい」と言っているようでした。

私には、以前「仕事をするなら、自分の気持ちなんて関係ない!エンドユーザーが喜ぶのであればそんなの「屁」でもない。と思いなさい」と言われたことがあり、ここから納得してもらおうと話してみました。

私は幼少の時からダウン症の同級生と一緒の教室で勉強をし、家も近かったので、学校の行きかえりもみんなで一緒に帰りました。帰宅してその子の家に遊びに行くこともあります。

社会に出て、障害のある方と接したことがない人がその対応(避けるような)を見てびっくりすることもあります。

私は小学校の時、避難訓練でその子の手をひいて逃げました。「ゆっくり」でした。みんなと少し離れていくことも仕方がなく、でも焦りも感じました。

今、私の中に誰かを思う優しい気持ちが表に出てきているとしたら、きっとそのダウン症の友達のおかげだと思います。自分は大変なのに、とても人に気を遣い、心配をしながらずっとそばに座っているような子でしたから。

私はこの障害のある子の家族も知っています。この子に何かあるときっと弟までが泣きじゃくると思います。

障害のある子どもを守りたいのは、その子を守る別の子どもや、先生、そして家族までもが守ろうとして巻き込まれる可能性もあるからです。

今、私には小学校の娘もおり、彼女はきっとその時、障害があろうとなかろうと、守りに飛び込んでいくのかもしれません。これに、「あなたも巻き込まれるからやめなさい!」じゃなくて、「その時どうする?」を教えておくなど、本人も周りのサポートする人もサポートできる場所も災害を受け入れた行動ができるようにならないといけないと思うのです。というようなことを目の前の先生に話しました。

話しを聞いてくれた先生はご自身の妹さんのこと、仕事でかかわる子ども達のこと、そのご家族のこと、そこにサポートする他の先生方のことを思いめぐらせたように「そんなことが出来たらすごいね。」と言い、立ち上がってホワイトボードに向かい授業のように話をはじめてくれました。

メチャクチャ脳みそから湯気が立つような濃い内容でした。(エンジンをかけてくれたようですキラキラ)

障害の特徴は家族でも分からないことがあり、心を許していない人にしか話ができない子供を、知らない避難所に行った時、どんなことが考えられるのか、その場所での課題は?

あらかじめ教育していくとしたら、せめて何ができるようにしておく?などなど二人で意見を出して出して絞り出して…

山のふもとしか見えていなかったことがようやく下から頂上が見えましたような気がしました。

「ここまで登れたらすごいよ!」と言ってもらい、2時間半マンツーマンで水1滴も飲まずに教授いただいたことがすごい財産になりました。

これから発信していけるものに私が変換していきます。

みなさんを守れる頼もしい危機管理アドバイザーとなれるように…笑顔

では、今日はこの辺で…

今日のお話、お役に立ちましたか? 「う~む…まあまあかな(p_-)」と思う方、「いやいや…役に立ったでしょ~太っちょ♪」と思われる方、参考になった方は下のポチを押して感想投票してみてくださいね笑顔


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2016年5月18日(水)  危機管理の中での「インクルーシヴ」って? はコメントを受け付けていません  お知らせ, 行政書士伊藤聖子の危機管理ブログ

« 気持ちのいい返信ができるかどうか… 国土強靭化のための「レジリエンス認証制度」について学んできました。 »

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