DPAT(災害派遣精神医療チーム)の活動も縁の下の力持ちで必要ですね。
時々私の業務に係るだろうと新聞記事の情報を勉強材料に送ってきてくれる知人がいます。
昨日、送られてきた記事には大阪府からDPAT(災害派遣精神医療チーム)が熊本地震の2日後から現地に入り、活動されてきた情報をもとに研修会が行われた。というものでした。
DPATは被災地の精神医療機関のサポートをしたり、被災地住民のストレスや精神的症状の対応、被災地域支援をしている医療従事者、救急隊員、行政職員、保険職員などの支援もされます。(大変な業務に飛び込んでいかれますものね)
先日、仙台での勉強会では「それはいつ必要なものか?」ということをすごく考えさせられた学びでもあり、出来るだけ早さが求められる(72時間以内に入る)DMAT(災害派遣医療チーム)や1週間後でも「まだ、早かったかもしれない…」という行政側の支援サポートなどもあったようで、今回の記事を見てDPATは長い期間が必要なんだろうけれど、「じゃ、いつまで?」がすごく気になりました。
今、知的障害のある子どもや成人が健常者と同じ避難所に行く場合、どんな準備が必要で(何ができるようになっておくといいのか?どんなものを持っていることが個別に必要なのか…など)、現場ではどんなサポートをしてもらうと安心か?(それを現場ができる可能な用意か?)という災害直後の自助・共助についても考えていて、「障害にもいろいろあるので、その対処を振り分けるコンシェルジュ的な人が受付にいると心強いかも…」という意見をちょうど聞いていました。
災害の時はパニック症状のような(自分でも分からない突発的な)精神的症状に対しても対応をしてくれる専門の人が早い時期(DPATの72時間以内の出動)からいてくれると助かるし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対応する方が増えてくるだろう今くらいの時期から長期間で必要とされる分野なのだろうからスタッフの交代も長期に必要になってくると想像できます。(途中から地元の専門の方へ引継ぎがあるのでしょうけれど…タイミングなども難しそうですね(p_-))
被災後に必要な情報や物資はもちろん時間の経過で変わってきますが、何をサポートしないといけない時期か?を考えてサポートしていく。そして、サポートのうち「早いうちに必要か?長く必要か?」も予測しておかないとスタッフも休みをとり、交代しながらなのでバテてしまいますね。
やはり「現地の早い復旧」が被災された方々には勿論のこと、その人をサポートする人たちにも緊張がとけて安心できる時となるのでしょうね。

