土砂災害から身を守るためのもの…「第6感」も大切なのです。
以前、人と防災未来センターで「六甲災害展示会」が行われていました。
土砂災害の起こり方などの映像を見たり、水が勢いよく流れてくる模型を見せてくれたり、大量の雨を傘で受けるとどれくらいの激しさになるのか体験コーナーもありました。
六甲山系には山肌にそって急斜面でも家が建てられていて、すぐ後ろまで山が迫っているところも多いです。
(兵庫県資料より)
そこには多く山腹工や土砂災害の安全性を高めるために六甲山地を一連の樹林帯(グリーンベルト)にするなどの砂防施設などが施されています。
見学に行ったのは広島の土砂災害から1年経っていましたが、「神戸(六甲)もよく似た地質だから危険だ!」と言われていたのでどれくらい心配なのか気になり係りの方に聞いてみました。
六甲には「砂防施設の整備」が随分多くなされていて、六甲砂防事務所が作られた砂防堰堤で500基以上、兵庫県・神戸市のものを復得る1000基以上(平成23年時点で)あるといいます。
(国交省資料より)
土砂災害の被害を軽くするための施設はその他にも、川岸が土砂や水にけずられないようにする「渓流保全工」というものもあり、広島とは土砂災害の減災施設の数が違うということを教えてもらいました。
『しかし、「これで安心!」というわけではないのですよ!』とも言っていました。
ハードもしっかりサポートするように頑張っているけれど、一番大切なことは「早く避難する」「外出を控える」など「自治体から避難指示など連絡がないから」とか人任せにせず、自分で判断する「ソフト面」でもしっかりサポートしないといけないのです。
そのためには、「あえて避難しないで自宅待機」が良い場合もあります。(時と場合によってですが…)
地域によって川が多いところ、昔に土砂災害で被害に遭っているところなどそれぞれ危険度も違うのでやっぱり「自分の生活する地域」についてはしっかりと情報を収集しなければいけません。(地域でもハザードマップが配られていたり、自治体のホームページに「防災」のページなどで「危険な地域」などを見ることが出来たりします)
土砂災害の前の目印に「ゴ~!」と音がした。とか「土っぽい匂いがした」とか、山肌が見えているところでは「割れ目から水がチョロチョロ出てきた」とか、「小さい石ころが転がっていた」などなどありますが、じっと見ているわけにもいきませんし、大雨のときは避難勧告などの発令がでても「地域防災無線」の音が雨に消されてきこえません。
人には、「第6感」というものがどうやらあるので「うむ?何かおかしい…」という感覚も大切に、行動につなげましょう。
その時にまだ自分を動かせない心理…「周りは動いていないし…(p_-)」というものが邪魔をすることがありますが、せっかくの「第6感」を無駄にしないで自分も信じるだけの感覚磨きもしていってください。
また、明日も関西では雨が多く降るようです。

