突然、別れがやってきました。
娘の相棒のハムスターが突然亡くなりました。
朝から少し元気良すぎるくらい走り回り、ゲージを噛んでみたり、上から落っこちたり…
あまりに落ち着きがないものだから、広い運動場の方へ移すと落ち着いて寝たので、安心していましたが、
突然走り出し、抱きかかえると落ち着く…を繰り返しました。
昼前にグッタリして「暑いのか?」と冷房を入れて温度調節をし、それでもひっくり返る姿を何度も見たのでおかしいと思い「いざという時に駆けつける病院」として調べていた動物病院へ行こうと…
しかし、もう午前の診療が終わってしまってたので、午後4時まで待つ事に…人間と同じように救急でも見てくれるのか?電話がつながらない…(p_-)
2時ごろからケイレンが起こり、4時前に病院の前で待つように車で行くとすでに1人が待っていました。
ハム太郎の様子がおかしいことに受付の方がすぐに気付き、順番を待たずに院長先生に診てもらえるように連れて行ってくれました。
先生も色々な反応を見ながら糖分をゆっくり口から注射器(針なし)で入れていき、さすったりして、点滴も打ち、30分ほどかかりっきりで処置しながら様子を確認し、ケイレンでゲージに体が当たらないように紙箱で体を守る部屋を作ってくれるなど、とても丁寧に見てくれました。(他のペットさんは別の獣医さんに見てもらっていました)
説明もとても細かく、家で見る所やどうなれば安心レベルかなども教えてくれました。
しかし、とても危険な状態だということや、回復できない場合は脳の異常のケイレン(突発性のてんかん?)かもしれないと…。その場合これ以上はこの小さい体の頭を見るわけにはいかないので、役に立てそうにない…と言われました。そしてハム太郎にとって最善の処置をしてもらい、家に帰ると、点滴のおかげで少し元気な様子で寝そべっていたのがいつものように座っていました。
娘はすぐに家から駐車場に出てきて、少し元気な様子に安心していましたが、急に「キュウキュウ…」とおしゃべりをし始めました。(これは診察の時も先生が「何か話をしてくれている。」と耳を近づけ、「こんな声は聞いたことがない…」と言っていた声と同じでした。)
そして、1時間後に元気になりつつあったハム太郎は眠るように横になっていました。
娘に「お母さん、息をしていないみたい…」と言われた時、私は「後で見るから…」と言ってしまったことや、午前の診察に連れて行ってたら助かったのかも…(>_<)とドンドン自分に「もっとできたこと」を考え、後悔し始めていました。
娘は箱からすぐ取り出し、泣きながら昔のアルバムをハム太郎と一緒に見ていました。
長男も塾から帰ってきて絶句していました。(どれだけ妹が大切にしていたかをよく知っていました)
昨夜、娘は「一緒に寝ようね…」とハム太郎をゲージの中のいつも眠る小屋に入れて枕もとに置いて寝ていました。
…つらい。ハム太郎との別れもつらいけど、それを頑張って乗り越える娘を見るのがつらい…(>_<)
娘は「ハムちゃんを飼った時から心構えをしているつもりでいたけれど、もう少し一緒にいたかったな…」とこんなにもダメージが大きいのかと思い知らされました。
今朝、ハム太郎を家族の声の聞こえる家の庭に埋めてやりました。
もう少ししたら、ハム太郎の非常用持ち出し袋を片付けようと思います。

