子どもを育てる環境と守る環境
わが家の近くは高齢者の方も多く、老人ホームも近所に2施設あります。
うちの長男がまだ幼稚園に行っていない時に、お散歩で近くの公園に出かけると、同じように散歩をしていて話しかけてくれる高齢者の方がいたり、買い物帰りにお菓子や福引券をくれたりするおばさんもいました。
今は物騒になり、気安く声をかけるのも、かけられるのも避けてしまう感じですね。
知らないお婆ちゃんが「うちの孫にそっくりで、いつもここを通るのを見ているよ…」と言われるとその時の私はうれしかったのですが、今の時代「いつも見られている…怖い…」と感じるのだろうか?(p_-)
ご近所のコミュニティーを大切に生活していくには、普段から声掛けができるお付き合いも必要だと思いますが、マンションや施設で人の入れ替わりが多いとなかなか「そこに住んでいる人」と覚えるまでになりません。
しかし小さい子供を育てるのに周りのお手伝い(見守りの目)がやはり必要だと思うのです。
危機管理としては「警戒すること」は当たり前なのかもしれませんが、知っている人にまで警戒はできませんし、息苦しい関係になりますね
だから、警戒する範囲をもっと外側に持って行けるようにしてあげられたらいいなと、思います。
子どもがお菓子をもらっても、「いつも元気やね~」と言ってもらってもうれしくなるような環境に大人がしてあげないといけないし、身を守る(きちんと受け答えができるなど)対処法も子どもに教えないといけないのでしょうね。
私は危機管理のセミナーでは「いざという時に動けるように…」とお話しますが、最近は「防災」だけではなく、子どもの「防犯」も問い合わせがあります。
「防災」は大きな地震が影をひそめていたり、台風がやってくると川や土砂災害の危険もありますが、それ以上の頻度に予期できない事としてニュースに出てくる「事件」などに対する防犯についても対策をしないといけないようです。
自分一人で対策出来ない事も多くあるようにやはり、顔の見える地域のコミュニティーを密にして子どもたちを「みんなで守る」環境にしていかないといけませんね。
そのためにも、こちらから挨拶(話しかけ)をしていくように心がけてみてはどうでしょうか?

