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第12回 災害時に自分でできる対処法(消防と医療について)

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救急車と消防車

大規模な災害では消防も救急もおそらくパンク状態で救急車は来れないと考えなければいけません。(道路が寸断され通れない事も考えてですね(p_-))

目の前に負傷した家族がいたら、そのまま見てるだけなんてゼッタイ嫌なはずです。おそらく大人も子どももみんなそう思うでしょう。

私は救急で病院に駆けつけたい時に診察時間がまだであったり、休診日であった時を何度も経験しているので、「何とか自分でできることを増やそう!」と防災士の処置の方法を勉強しようと、資格を取りました。(ただの応急ですが…汗 かお)

もちろん、知識を詰め込んだだけではいけなくて、時々AEDの使い方(心肺蘇生術)の講習の講師に出たりもします。教えることで自分の復習をしているようなものですが…笑顔

(AEDの使い方も心肺蘇生術も無料で消防署などに申し込んで講習を受けることが出来ます。是非家族や職場の人を助けるためにも身につけてみてはどうでしょうか?)

ただ、習った程度では「突然何か起こった時に本当に助けることが出来るか?」というと、そうでもなかったりもしますが…がまん

骨折をしていたら…添え気になるものを見付け患部を避けて固定し、大きな布でグルグルと巻き付けて固定する。ウデの骨折応急処置

1骨折応急処置

 

 

 

 

(写真:消防本部より)

 

骨折をしているかどうか、痛がっていたらどうやって調べる?「ブラ~ん」となっているかどうかか?

捻挫であれば、痛みを和らげるためにまずは患部を冷やした方がいいでしょう。(直接氷で!というのは低温やけどにもなりますので、いけませんが…)そして、固定したほうがいいので、局部が動かないように布で巻きますが、血流が止まらないように注意しましょう。(捻挫は動かさない、という考えと、動かして…という先生もおられるのですが、私は子どものころは「すぐに動かして、固まらないように!」とか言われましたが、大きくなって「動かさないように…」と言うのが主流でした。今は「血流を患部に流すように動かして」とも言われているようです。(どちらが良いかは痛みの強さなどで、決めてもいいのかと思いますね~(p_-))

では大量に出血していたら?

人間の全血液量は、体重1kg当たり約80mlで、一時にその1/3以上失うと命が危険になるため、ケガによる大量出血はすぐに止血をしなければいけません。

以前はケガ口から心臓に近いところをギュ~っと縛って…と言われましたが、一か所をあまりにも強く縛っていると、そこが壊死するかもしれないとも言われています。しかし、命の危険を考えるとそんなことも言ってはおれず、取る手段としては知っておくべきです。今、教えられている方法は、傷口をきれいなガーゼなどで保護し、上から骨に向かって垂直に直接押さえる(直接圧迫止血)ということです。止血処置

 

頭のケガ 止血

 

 

出血箇所から離れた止血ポイントを押さえ、血管の通り道を圧迫して止血するのが「間接圧迫止血法」です。

足からの出血には「ひざの裏」や「そけい部」、腕からの出血には「二の腕の中央部」や「わきの下」を手で圧迫して血の流れをおさえるようにして止血する。患部を傷つけず止血ができるので、傷口の損傷がひどい場合などで有効です。そけい部で止血

 

(イラスト:日本赤十字の情報より)

 

また、医療ではケガの処置だけではなく、普段から喘息や心臓病などの持病を持っていると、環境の悪化に今まで落ち着いていたものが重篤化になり、命の危険につながることもあります。

そんな時はどう対処するのか?

「災害時のために」とお薬などを予め先生に言って余分にもらえたら、もらっておく。そして処方箋がないといけないものではなく、市販でそれに代わるお薬はあるのか?などを予め先生に聞いておきましょう。

残っているお薬を勝手に1日おきとか対処をかえてはいけない病気もありますので、ちゃんと先生に聞いておきましょう。

冬場のインフルエンザも予防が大切ですが、災害時に避難所での生活では、特に感染してからの対処(周りに広がらせないなど)もやはり大切です。疑わしい時は調べて結果を待つより、対策をし始めて下さい。マスクや消毒(除菌)シートなどを非常用持ち出し袋に入れておきましょう。

また、火災も同じように消防車はこないことを前提で大規模災害での予測を立てておきます。

これは、小さい火のうちは「9割自分で消せる」と言われています。

小さい火とは?

「自分の背丈くらいまで」と言われますが、私は腰の高さまで来ると怖いかな…と思います。

何より煙がとても危険なのです。

なんでもかんでも、燃やしてはいけないものまで燃えていくので、毒ガス状態になっているそうです。

そんな毒の煙を吸うと数秒で意識が無くなります。

煙に巻き込まれた時は地面からほんの数センチの高さ(顎から口の高さくらい)までだけ息が吸える空気が残っていると言われ、地面を張って煙を吸わないように進む。ということも知っておきましょう。(顔を前に向けず下を向いたままヤモリのような体制を一度やってみましたが、3メートル進むだけでも手足がキツイですよ…ウサギのダル!)

その他にも、煙がまわらないうちにゴミ袋のような大きなビニール袋に空気を取り込んで(その中に入ってしまうこともよさそう…(p_-))、その空気を吸いながら…ということも地面をはって移動する以前に出来ることでしょう。

煙は横移動より縦移動が早いです。(廊下を横に移動するより、階段を上っていくスピードの方が早いということです)

これを考えると、マンションなどでは「自分の家は大丈夫だ!」と判断をすぐに終えるのではなく、他の住民の火災を考えると地震の2次災害の火災にも対応できるよう注意をしておかないといけませんね。

火災が起こったら「火事だ!」と周りに気づかせてください。そして「自分では消せない!」と思ったらすぐに避難して、消防へ連絡(大災害でもとりあえずは…(p_-))

何も出来ないよりは、まずは知識としてもっておきましょう。そして1つでも何とか自分で対処できるようにしておきましょう。

大切な人を助けるために、一刻も争う危険な状態ではスピードと確実な行動が必要ですねウサギのシャキーン

次回は…ペットの避難準備についてお話します。

 

では…(^^)/

 

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2016年7月17日(日)  第12回 災害時に自分でできる対処法(消防と医療について) はコメントを受け付けていません  お知らせ, 行政書士伊藤聖子の危機管理ブログ

« お医者さんで使われる電子カルテに興味があって学んできました♪ 高齢者のお一人住まいは「おせっかい」にならない程度でも、周りの「見守りの目」が必要ですね。 »

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