事業継続 サポート <事業承継・引継ぎ、 BCP 策定> 行政書士エム・アイ法務事務所 伊藤聖子
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第14回 二次災害とはどんな危険を考えておかなければいけないの?

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堤防

地震を考えた二次災害を考えると、もちろんそれまでのお天気だったり、その土地の特徴だったりを考えなければいけません。

一番気にしておかないといけないのは、熊本地震でも多くの方が「え~!」と思えたほどの余震の大きさと数の多さです。

建物被害を考えても大きな地震がつづくと、新耐震化基準を満たしている家でも何度も何度もは持ちこたえられず倒壊してしまっているところがあるのはご存じだと思います。

阪神・淡路大震災を経験している建物も、今まだ残っていると思います。

その時大丈夫だったから…というのは全く逆で、「その時持ちこたえているから手を打たなければいけない」と考えておかなければいけません。耐震診断を受けたり、補強をしたり、家財道具の固定ももちろんしておくなど。

わが家は震災後に立てたものですが、屋根裏にある時テレビの配線をみる為の出入り口を作るために工事の人が入ったことがあります。(建ててから13~4年経っていました)屋根裏の木材を止めているボルトがいくつか緩んでいたり、はずれているものもありました。見つけてもらったところは閉めてもらいましたが、全部を点検したわけではないのと、また、年数が経つうちに違うところも緩んでくるのだと分かりました。「大きな地震があったらこの木材はずれてたな…」と言っていました。

住宅販売業者さんでは10年点検とかありますが、屋根裏まで見ることはないのでしょうから、そんな点検ができるといいのですが…(くれぐれも素人がしては危険ですのでご注意を!)。

余震が多いと気にしなければいけないのは、1次では助かったのに裏山があったりすると土砂災害も考えなければいけなかったり、自宅が盛り土の上だったりすると傾いてくるんじゃないかと気にしておかなければいけません。液状化という現象もあり、地面が陥没してしまう所もあります。

前の日まで雨がたくさん降っていたとか、川の近くの家では、増水したところに堤防に亀裂が入っていたりすると川が決壊して、水も大量に流れ出すことも考えておかなければいけません。

二次災害は火災もあります。直接、調理の最中の火が燃え移ったり、ストーブの熱で引火したり、ガス漏れからタバコの火や車のエンジンをかけた時の火花で引火することもあるでしょう。

だから、地震の時は決して火は使いません。(ガス漏れが心配されるときに救助する際は扉を壊すためのチェーンソーなども火花が出るといけないので使ったりしませんね)

「人の力では何とも抵抗するのが大変な二次災害」とは…余震などの「揺れ」や、「土砂災害」「川の水の氾濫」「火災」「家などの倒壊」でしょうか。だから早く兆候に気が付いて、(テレビなどの情報をしっかりうけるようにして)逃げなければいけません。

そして、さらに「予防できる二次災害」もありますね。

病気や健康・機能障害などです。

喘息や心臓病を持っている人は環境の変化や不衛生などから重篤化する恐れがあります。対策法や薬の携帯も知っておかないといけませんね。

時期によってはインフルエンザやノロウィルスなどの感染も心配です。

心がけは、「うつらない」「うつさない」為の手洗いやうがい、マスクでしたね。

糖尿病の人はインスリンなどの薬を切らさないように病院から予備をもらっておかないといけなかったり、被災時に向かう医療機関なども把握しておかなくてはいけません。

人工透析をしている人も酸素療法を受けて生活している人も透析ができる機関を知っておく、電気を切らさないような装置を用意しておくなども必要です。てんかんや知的障害、四肢障害などの障害がある子どもにもお薬を自分で飲めない時は時間を見て与えてあげなければいけないし、サポートする家族がそばにいてあげられない時を考えて誰かにサポートしてもらえるように、お願いカードのようなものを持たせたり、守ってもらいやすいような準備もいりますね。

避難生活には空間の制限がありますから、エコノミー症候群にならないように足首をクルクル回したり、体をほぐすなどの軽い運動を心がけることや高齢者の方には「何もしなくて済む生活」ではなく、出来るだけ自分のことはしてもらい、さらに体を動かせるような時間と役割などを持ってもらうのも大切な健康管理となります。(みんなと一緒にラジオ体操で体を動かしてもらうのもいいですね)

災害時には気分的にも落ち込み、何も考えられない、何もしたくない状態になってしまうと思いますが、何もする気になれないうちに、または気を回せなかった忙しさの間に2次災害が待ち受けていることも知っておかなくてはいけません。

特に、高齢者や子どもは自分がどの状態なのかも気が付かない事もあり、トイレを我慢して水分を取らなかったり(夏場は脱水症状を起こすこともあります)、しんどいことも言わないことがあります。周りの人が見てあげないといけない要援護者であることも知っておかないといけませんね。

今一度、家族の体質や持病などの対策をしっかり見直して準備や対処法を知っておくようにしておきましょう。

わが家ではアレルギーがあったり、長男は異常に潔癖なところがあるので、消毒シートや濡れティッシュ、マスクや薬などはそれぞれが持ち歩くようになっています。

簡単な体操までの知識は適当なところですが…(p_-)

災害とは命の危機につながるものすべてのことだと思います。アンテナをはって十分気を付けることと、予防できるところは準備しておくようにしましょう。

次回は、「避難生活でも子どもに向ける大切な目と互いに助け合う知恵とは?」についてお話しましょう

では…(^^)/

 

 

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2016年7月31日(日)  第14回 二次災害とはどんな危険を考えておかなければいけないの? はコメントを受け付けていません  お知らせ, 行政書士伊藤聖子の危機管理ブログ

« 微力ながら…ICT-BCP体験セミナーの講師で行って参りました(^^ゞ 事業継続准主任管理者の継続研修♬(BCAOにて) »

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