事業継続 サポート <事業承継・引継ぎ、 BCP 策定> 行政書士エム・アイ法務事務所 伊藤聖子
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第15回 避難生活でも子どもに向ける大切な目と互いに助け合う知恵とは?

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避難生活では家族が普段の生活に早く戻すために大変な作業がたくさんあります。

地震で倒れた家具をもとに戻すところから窓ガラスの破片を掃除したり、損害保険の請求準備、物資をもらいに行く、医療機関に走らないといけないかもしれないし、罹災証明の申請に行かなければいけない。幼稚園や学校に開始の様子を聞きに行く、住宅ローンが引き落とされる前に口座に振り込んでおかないといけない。などなど…

そんな「てんてこまいな用事」をお母さん1人が担っていたら、子どもに向ける目がおろそかになってしまうのも当たり前かもしれません。

そんな中で、「そこで遊んどいて」と言っているすきに「連れ去り事件」に巻き込まれたりすることもあります。

大きな災害や事故などの後の子どもには「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」ということも起こりえます。

過去の震災の後、数年経過したころから子どもの非行が増えたりする事例が上がっているようで、それは災害の大変だった時期に子どもに目を向けてやれなかったり、放っておかれるなどコミュニケーションが極端に減ってしまったことにも原因があるようです。

お父さんがお仕事に行くと、お母さん1人で家のこと、子どものこと、おじいちゃんおばあちゃんの介護のことなど、大変になってくるでしょうから、見守りの目を増やすことをしなければいけません。

子どもの連れ去りに注意する面でも、お友達のママさんと組んだりして、「午前中は私が見ておいてあげるから、家を片付けておいで」とか近所のおじいちゃんに「買い物に行く間、うちの子をそばに座らせてもらっててもいいですか?代わりにおじいちゃんの必要なものを買ってきましょうか?」という風に気軽に声をかけ合えるつながりを作り、子どもの見守りを交代してもらったり、最近はボランティアさんが子どもの遊び相手に付き合ってくれるというのもありますので、利用して決して子どもにもストレスをためないような配慮が必要になります。

そうは言っても、なかなか皆さんは忙しいので、お願いすることも出来ない時もあります。

そんな時のために、1人でいても大丈夫なものを避難袋に入れておくといいですね。

100均などでも旅行の時に持って行けるサイズの携帯ゲームやお絵かき帳などを入れて子供にも気持ちを切り替えられるツールの用意があるといいと思います。

子どもにも、思っていることを吐き出させるように交換日記のようなことをしてもいいかもしれません。

避難時には情報を取りに行く作業も大変ですので、近くの人と情報を共有できるようにしておくと随分楽ですよ。「今日はお風呂が〇〇で入れるようですよ」とか、「○○病院はもう診察ができるようよ」とか「お水は何時頃に給水車が来てもらえるみたいよ」とか避難所の掲示板に書かれることもあるけれど、ずっと見張っているわけにもいきませんものね。

もし、教えてあげたい人が用事で出かけていたら、ガムテープをメモ代わりにマジックで書いて「ペッ!」と地面に貼り付けてあげても動かなくてどっかに飛んでいかないからいいと思いますよ。

子どもも沢山の人の手で守ることと、一人ではまわしきれない忙しさを助けてもらえる知恵を使って自分も楽にできるようにしておかないといけません。

長期戦であれば、なお体がもちませんよ。

さらに、子ども自身にも自分から周りとかかわりをスムーズに持てるように普段の生活でできることがあります。

ご近所の見守りの目を多く持てるように「2言(フタコト)挨拶」というものを私はおすすめしています。

学校へ行く時に「おはようございます!」というのは出来ると思います。そうすると「あっ、おはよう!」と多分言ってくれるでしょう。そしたら「行ってきます!」ともう一言追加♪

帰ってくる時も「こんにちは!」と言ったら「あら、お帰り~」とか「こんにちは~」とか言ってくれるでしょう。(何にも言ってくれなかったとしても…)「ただいま~」と言ってしまえば2言目になります。

こんな風に「2言挨拶」を子ども自身にさせると「言えた」ことに自分から話しかけることに抵抗が少なくなってくるでしょう。

そしたら、困っている時に、子どもは「話しかけて助けてもらう」ことができるようになるはずです。

お母さんやお父さんももう一言挨拶を加えて「気さくな人♪」とか「いつも声をかけてくれる○○さん!」と印象を持ってもらうようにしてみては(もう、ご近所付き合いもうまくできているかもしれませんが)いかかでしょう。

何かあった時に「○○さんちのお子さんは大丈夫?」と災害の時にふと気にかけてくれるかもしれません。そして、「しっかりいつも挨拶をしてくれていた○○ちゃん!」と印象があれば、なお気にかけてくれるでしょう。

まずは下準備として、人のつながりを大切にしながらご近所から普段のコミュニケーションをとっておくことが必要ですね。

 

次回は「生活を早く復旧させていくために考える優先順位について」お話しましょう。

 

では…(^^)/

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2016年8月7日(日)  第15回 避難生活でも子どもに向ける大切な目と互いに助け合う知恵とは? はコメントを受け付けていません  お知らせ, 行政書士伊藤聖子の危機管理ブログ

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