別業界から学ぶこと
動物園でキリンの飼育担当の人が数年前に担当していたキリンの死に立ちあい「キリンの命を守るために…」と学んだのが、イルカの調教師の方法だったそうです。
笛を吹いたり合図をして動物が警戒心を持たずに指示に従ってくれる。
それは自分にとってもうれしいことがあるからだと学んでくれたからなのだけど、キリンの調教師は健康管理のために暴れると採血は出来ないし、蹴られると危険だし…を避けるために長い時間かけてキリンを調教し、たくさんのキリンの未病(病気を防ぐこと)に役立てているようです。
血液検査や血圧を計ること、蹄(ひづめ)の手入れをして関節を痛めない工夫をしたり…
私もそれを心がけています。
自分の仕事に関して学ぶところは業界にとどまらず、視野を出来るだけ広げるようにしてきたつもりですが、「そもそも…」の考えをふと忘れることがあります。
今、目の前の人は何を私に求めているのか?
預かっている子どもたちを守るために、病気やけがをしている人たちを助けるために、商品を待っている人の期待に応えるために、そして家族を守るために…
そのために今ある状態を強くし、守る力をつけたい。そんな思いを持っている人に私は情報を提供しサポートしています。
情報は業界に多く集中しているのだろうけれど、強くなるためにはそこに留まっていてはいけないのです。
そもそも「この業界では、こんな時どうすればいいの?」とは聞かれていないのだから。
熱が入りすぎると、そんなことも忘れてしまいます。
キリンはイルカと生活環境もリスクの種類も違うから…と最初から避けてしまわず、「そもそも…どうなればいいのか?」を考えたからこそ、道は開けたのです。
「目的は同じでも、そこへ到達するための手段は色々ある」という基本的な考え方ですね。(カーナビが「もうわかりません!」と言ってしまわないのと同じでしょうね)
そのためには、そもそも…それだけの手段を知っておかなければいけませんが、知らなければ知る努力をしなければいけません。
そもそも…の考えだけで、条件をたくさん含めず、もっと広く見てみるのです。
…なんて、偉そうに言ってみたけれど、これは、自分の気付き(ふりかえり?)でした

