今日の私の学びは「南海トラフ巨大地震が起きたら?」でした♪
京都大学防災研究所の矢守先生のセミナーが人と防災未来センターでありました。
私が2年ほど前に「東日本大震災が起きる前からすごい熱心な避難訓練をしていた小学校」としてセミナーでも紹介したことがある高知県の四万十町にある興津小学校と、南海トラフ地震が起きるととても早く津波が到達してしまう静岡県の焼津市の事例が出てきました。
南海トラフ地震のような大きな地震と津波被害の想定がある場合「どう逃げるのか?」「どこへ逃げるのか?」だけではなく、被害想定が出たことで、「逃げることをあきらめた人『避難放棄者』をどう動かすのか?」ということにも目を向けられたお話が聞けました。
参加されている方も防災関係者や自治会などの地域の防災活動に取り組まれている方がおられて、質問内容もなかなか私の聞きたいポイントをついてくれていて、こちらもとても勉強になりましたよ
政府の出している南海トラフ巨大地震の被害想定、津波高や津波到達時間も「被害を最大に考えて…」ということだったので、必ずしも「その通りではない」ことは分かっているのですが、津波高の誤差よりも、津波到達時間にはあまり大きく誤差がない。ということがさらに分かりました
ただ、人間の方が「逃げるまでの時間」に大きく狂いが出てくるのは間違いないので(例えば冬の季節と夏に逃げるときも違うだろうし、夜中に逃げる時も昼間とかかる時間はもちろん違うとか…)矢守先生が言う「家を出るまで訓練」というものをやってみるのもいいな。と思いました。
地域の避難訓練には参加できなくても、自宅を出るまでの時間を計る訓練です。
上着を着て、電気やガスを止めて、持出袋をもって…ということを練習していくことで、「次はもう少し早く…」と目的意識を芽生えさせることが良いようです。
私はもっとお手軽にできる(どれだけ怠け者でもできそうな…)避難訓練で「頭のシミュレーション」だけでも頻繁にすることを勧めています♪
防災士会の方からの案内メールでセミナーの開催を知ったのですが、こんな風に人とのつながりで実りのある学びができたことは本当にありがたいことです。(これも行政書士会でよく聞く「知的資産の『人的資産?』だったかな~)

