「熊本地震を踏まえた地域防災力強化のあり方in大阪」で南海トラフの危機感をさらにアップ!
昨日は、地区防災計画学会の会員として初めて主催されている会合に参加しました。
『熊本地震を踏まえた地域防災力強化の在り方in大阪~地区防災計画と事業継続計画とICT~』というお話なのですが、私が業務としてサポートしているBCPの中にも参考になるお話があり、東日本大震災からも、熊本震災の教訓からも、BCPは単体で「そこだけ継続できればいいもの」ではなく、地域に根付いた企業として共助が当たり前に事業の継続に含まれているもとしてBCPもあるべきだというお話だったように受け止めました。
もちろん私のサポートしているところも全国各地に広がる支店を持っているようなところではなく「地域に存続し続けるべき大切な事業」ばかりですので、地区防災計画の地元密着型の防災意識の向上と、企業の存続を実現するBCPも実は地域の防災の活力になるものだと再認識しました。
たくさんの先生方のお話が盛りだくさんで時間もオーバーし、神戸大学の室崎先生のお話も相変わらず面白いのですが内容が多すぎていつもながらに飛び飛びで話がどんどん進み、資料があっという間に終わりの部分になっていました。
また、じっくり見直さなければ…(p_-)と思っています。
また、京都大学の矢守先生のお話の中には、先生ご自身が熊本地震の被災者の親族として救助に向かわれたお話も聞くことが出来ました。
「被災者は、出回る情報を受けとりながら、自分にとって良いところを目指して避難する場所も移動していく」ということを聞き、どの情報を頼りにしていいのか分からなくなってしまう状況もあり、大変な震災になっていたのだなと知りました。
先日、家族の危機管理のお話をしたところには「災害復旧は長期戦で体力勝負でもある」ことをお話しましたが、熊本地震のように1000回以上も余震が続く中、(私は1回でも、その後、揺れてもないのに「今揺れた?」としきりに家族に聞くくらい体から感覚が抜けずにいるのですが…(p_-))生活や事業を復旧していくことは、本当に並大抵な体力(精神力も)ではもたないな~と思いました。
室崎先生からは「頻発している内陸の地震からそろそろ本当に南海トラフ巨大地震の危険を考えて対策しておかなければいけない…」というお話もあり、私も家族の危機意識の向上と、お仕事で係る人達へのサポートもスピードアップしなければいけないと気持ちをさらに引き締める時間となりました。

