第4回 震災対策技術展に行ってきました。
グランフロント大阪にて開催された「第4回震災対策技術展」では、たくさんの学びがありました
展示会場で何か良い発見があるとワクワクしてしまい、食いついて話を聞いていくうちに試供品までいただけたりしてニコニコしております。
私がサポートしているBCP(「事業継続計画」というものです♬)というワードが「BCPって何?」と説明もなく通るようになってきた会場では、少しずつもどかしさもなく会話ができて心地よかったです。
出展ブースでは、遠隔地でも被災状況の記録や指示が瞬時に情報共有(表示)できる大きなPADシステムの説明を聞いたり、2ヶ月も赤ちゃんの使用済みオムツをデスクの横に置いてても臭わない非常用トイレのビニール袋の話しを聞いたり(もとは医療機関で使われている「胃ろう」に使われている素材から考えられたものだそうですよ)
「これ、いいですね~(p_-)アマゾンでも買えますか?」と聞くと「すぐ近くの電気量販店でも売ってますよ」と教えてもらいました…
私の毎回のお目当ては朝から5会場がフル回転して行われるセミナーです。
兵庫県立大学の室崎先生のお話しでは、被災者への物資は「指定避難所」にしか運ばれないように言われているけれど災害救助法ではそんな風にはなっていなくて、被災者の救助だから「自宅で避難生活」をしている人にも物資はもらえるはずなのに、断られるという事態があるということ。
こんな風に、「避難所にいる人しか物資がもらえないと思われているから、避難所に多くの人が来てしまうことになるのですよ。」と話しをされました。
以前、私の住む自治会区域では避難所に行くまでに坂道や階段があることで向かえない高齢者の方が多く、「近くの福祉施設は指定避難所ではないけれど、そこまでなら行けるという人が多いのですが…」と担当部署に相談したら、「連絡をもらえるとそこを避難所として開設に向かうし、『ここに○人避難しています!』と連絡をもらえると、物資を届けることも出来るよ。」と言われて「なんて優しいんや!」と思ったくらい、「物資がもらえる=指定避難所にいる」の考えが定着していました。
(本当に災害時に物資を持ってきてくれるのかどうかは別ですが…)
その他にも、マンション防災のお話では「地震が起きると下水が壊れている可能性があるので、配管の状態を確認してもらうまでトイレは使わない」ということは多くのマニュアルで見るけれど、自助・共助で生活復旧をしていくマンションでは建築士などの確認も待ってもいられず、専門的な確認作業は自分たちでも出来ず…。しかし、下水管が壊れている場合の事例から考えて、ある一定の指標をもってトイレの使用が出来るようにしているところもありました。
このように「トイレが使える」ということは、そこで生活できるので、さらに避難所に行かなくても良いことになりますね。(倒壊や二次災害の危険があれば別だけれども…)
南海トラフ地震を考えると、避難所生活も考えておかないといけないけれど、出来るだけ自分の家で生活できるように考えたいものです。(わが家にはアレルギー体質の長男もおりまして…)
(熊本地震のように震度7が2回も来るようなことがあると、わが家はきっと持ちこたえられそうにはないので、やっぱり避難なのかな~)

