今日の勉強会は「医療機関におけるBCPの実効性を高めるために」でした。
昨日の山形県沖の震源による地震は大阪北部地震のちょうど一年という日付に驚きました。
津波注意報もテレビにくらいついて見ていた東日本大震災を思い出してしまい、その時のように「逃げないと!」と画面に映る車や移動させていく船の様子を見ながらハラハラしていました。(津波の被害がでなくて本当に良かったです…)
ちょうど今日は医療機関で「BCPの実効性を高めるために…」と題した勉強会を行うことになっていて、スタッフさんも昨日の地震のニュースから「自分はどんなことが出来るだろうか…」と振り返ってくださったようです。
私の勉強会では昨年の7月に西日本豪雨で被害を受けた病院と9月の北海道胆振東部地震でブラックアウトの被害を受けた診療所の事例をあげて「このクリニックではどう対応できるのか?」「何が足りないのか?」「自分の役割は何か?」などを考えながら、自分の中で災害対応のシミュレーションをしていただき、最後に気づきの書き出しをしていただきました。
この書き出したものは、次の勉強会でステップアップの対策ができるようまとめて資料にしていくのです。
医療機関は復旧をしながらでも医療の提供を求められています。そのために私は災害時でも業務に取り掛かれるようスタッフのサポートも同じように必要だと思っていて、家族側の準備、どんなことを家族で決めておくのか、家の中の安全な場所は?などの確認事項やそれぞれのご家庭の事情も理解しあえる体制に作り上げていくことも院長先生のご理解があり、合わせてサポートさせていただいています。
(院長先生のスタッフ思いはいろんなところで感じられるんですよ)
アンケートの中には9月に予定している訓練に「こんな風にしたい…」というヒントをくださる方もいました。
やはり医療機関での訓練は現場でも必要と感じてくださっていて、3年目の訓練にマンネリ化しないよう、こちらもしっかりと企画を練っていこうとエンジンがかかりました