災害メモリアルアクションKOBE「活動報告会」に参加してきました♬
人と防災未来センターにて「災害メモリアルアクションKOBE」に参加してきました。
テーマは「神戸のコトバ」
阪神淡路大震災を経験した人(「被災者」)が、「未災者」(未だ震災を経験していない未来の被災者…)にどのように震災の経験を活かせるように語り継いでいくのかを発表してくれました。
発表は高校生チームが2つ大学生チームが3つ。その中でも国立明石工業高等専門学校 防災団のチームの発表した「防災ボードゲーム」がすごい!と思った。
4枚のボードが裏表・上下入れ替えてもつながっているマップになっていて、時間帯や役割などの条件を設定し、ゴール(避難所)に向かいます。その道のりで震災の現場に出くわし災害を乗り越える手札を使って通過していく。ここに手札として持っておかないといけない普段身近にある道具を「こんな時は必要だ!」と実感できるようになっている。
実際に小学生にこのボードゲーム(遊び)を通して感じた意見も収集していて、これからもまだ課題を見つけてボードを修正し、さらに挑戦していくという。
「震災を引き継いでいく若者も『伝えることの難しさ』を経験しているんだな~」と頼もしく感じました。
私は「伝えること」を続けていくためには「つらい」「悲しい」も、それはそれで必要だけれども「未災者」と言われる人に役立てられるように伝えなきゃ…と思って業務をしています。「できるだけ打ちやすいボールを投げるから来たボールは必ず打てるようになりなさい!」という感じかな。(そして私が教わったことは「ゴールを決めても手段は何通りもあるから、どうするかは自分次第!ただゴールに向かえ!」ということも伝えています)
これからきっと起こるだろう「南海トラフ巨大地震」に向けての備えとして、「阪神には地震なんて来ないよ…」と思っていたその当時の被災者と違って「来るぞ、来るぞ…」と言われているだけ「備えておける有難さ」を自分の子どもたちにも感じてもらいたいです。
知恵を絞る訓練は普段の生活から身につけていけます。子どもの教育に「うちは放任主義だから…」と言う人もいますが、「わが子が生きのびる教育くらいはしてあげてよ~
」とさえ思います。
参加者から「防災ボードゲームの商品化はないの?」という意見もあり「今後できれば考えたい…」とのこと。
「え!売ってないの?欲しいやろ~…」と心の声が飛び出しそうでした。
今日、私は「その状況をそのまま伝える」(風化してしまわないようにする)ことを意識せず、若者が若者の受け止め方で自分に活かせるように伝わることもさらに必要だと、とても勉強になりました。
最後に…チョビット…帰り際に「NHKです!今日の感想を…」とインタビューを受けました。(そうか!1.17の前のイベントはこういう事もあるんだ~)
マイクを持った人が少し固まったので「あれ?こんなことを聞いてるのではないの?」と感じ、放送されるかどうかは分かりませんが~
そして、少しだけ室崎先生(防災関係の方にはもちろん有名な先生です)にも話しかけることが出来たので、今日は参加出来てよかったよかった

