災害時の対応シュミレーション「モックディザスター訓練」を受けました
年に数回受けている私の「災害時対応能力アップ」のための訓練!
私の所属している事業継続推進機構(BCAO)で10周年記念のシンポジウムがグランフロント大阪でありました。
そこで研修を兼ねて100名以上が参加した1時間のモックディザスター(被害状況をあらかじめ出さずに時間の経過とともに状況を提供されて対応する図上訓練)の演習がありました。
「南海トラフ巨大地震」を想定して、大阪の本社にいる各部署にいる部長や社員として奮闘します。和歌山の海岸近くと大阪に工場を持ち、中国にも部品の取引きをしていて在庫を持つ会社があります。さてどんな状況がやってくるかな~と流れてくる状況の情報収集係として私はスタートです♪
「足を切断した授業員が1人!」「天井が落ちてきて数名下敷きになっています!」挙句の果てに「内臓が飛び出している従業員が1人!」もちろん救急車も来ないし、近くの病院も無理で、けが人の対応は社内でこなします。対外的には重要な顧客から「うちの商品は大丈夫か?」と問合せがあるのに、工場との在庫の確認は取れない、陸路も空路もダメで電話も輻輳してなかなか使えずホームページも落ちていて、こちらの状況は発信できない
訓練では同じチームを組む人たちでかなりしんどさが違うのですが、今日は今までになくしんどかった~
営業も、購買担当も顧客の取引状況を把握しようとしないし、工場の在庫状況の情報も取りに行かない、被害の状況に振り回されて「もうダメやんか…」と手段を考えずにあきらめる人、「たら、れば」の話しばかりして確実な情報を取りに行く指示を出さない
たった1時間の間に出来ることを1時間の時間を使って対応していくのに、被害のことばかり気にして事業を継続するところまで意識が向いてくれないのです。
「支払状況の確認と、生きている在庫の確認と納入期日を気にしないといけない顧客に対する対処や、東京の営業所に問合せ対応を振って…」などなど私は思い切り越権行為をして少々キレ気味でした
講義では内閣官房参与の藤井聡氏が「災害対応に決して切れては行けない!」と言ってましたが、後半私は切れていましたね~
課題は、役割をちゃんと理解してこなせる人間を災害対策本部におけ!ということで、改善点は「人材育成」でしょうか…
今度、訓練を受けるときは切れないように気を付けたいと思います

