災害に脅えるだけではなく、自分の身の丈に合った対策を考える
ザックリですが…
阪神淡路大震災が発生当時30年以内に起きる確率0.02%~8%
東日本大震災が発生当時30年以内に起きる確率99%
今回の熊本地震(熊本と大分のある九州中部)の起こる確率は、30年以内に18~27%とも言われていました。
首都直下型地震が今後30年以内に起こる確率は70%
南海トラフ地震の起こる確率は今後30年以内に起こる確率が70%
さて、あなたはどんな対策をしますか?
人それぞれに備える内容も違いますが…
「私は大丈夫!」と持出袋の準備もしないですか?
備蓄はせめて3日分くらいはありますか?(熊本地震のように家が倒壊してしまっては備蓄も使えなかったのかもしれませんが…)できる所まではしておかないといけませんよ。
最初から行政や人に頼ることを前提に考えてはいけませんね。(ある被災者が「水はまだ来ないの!」と避難所で休む間もなく働いている人に言っていたと聞きました。また、ある人は「行政が備蓄している水は皆さんにお配りしても1日分です」と言うと「たったそれだけ!」…と文句を言っていたそうな…)
大災害だと予測されている首都直下型地震や南海トラフ地震の場合、1週間は自力で生活できるように備えましょう。とも言われていますね。
では、事業主の方…お仕事はどうでしょう。
災害があると廃業にしますか?
すぐに復旧できる準備も必要ですね。
何が無くなると大変ですか?
期日に納品できなくなること?
重要な情報(データー)が無くなってしまうこと?
それは、つまり、お客様の信用が無くなるということでしょうか。
ある方が言っていました。(社会心理学で著書も出されている方で、大学の教授でもある方です)
『あと数年で仕事をやめるつもりなら、無理してまでお金を出して非常事態に備えなくてもいいのだろうけれど、この先20~30年でも続けるつもりならば何か対策をしておかなくてはいけないね。』…と
だって「30年以内に70%巨大災害が訪れるよ!」とこれだけ言われているんだから…。
「何もしていない」ということが分かっただけでも、お客様の信用を無くすことになると思いますよ。
では、何からしていきましょうか?
家族を守るため、事業主が仕事を守るためにできること…
これがリスク管理ですね。
物を準備するだけが対策ではなくて、「自分が判断して動けるようになること。」が対策ですよ。そのために何があるといいのかを考えて本当に必要なものを用意し、または守るようにする。
さあ、紙とペンをもって「何が無くなったら大変?」「悲しい?」ということから思いつくものを5分くらい書いてみて、それが無くならないようにするための手段をいくつか考える。こんなことで対策が見えてきますよ。
これは今だけのことではなく、定期的に繰り返して考えること!
これがリスク管理を更新していくことですね
あまり負担を感じないで出来ることでないとリスク管理も続きませんよ

