子どもの「できた!」を増やすこと♪
子どもの日ですね~
子どもが自立していく過程にどんなことを経験するのかも災害時にはとても重要で、わが家ではドンドン子どもに料理をさせようと思っています。
(基本的に嫌がらないでさせます。これは自分が(脳が)「やりたい!」と思わないと、吸収よく身につかないのと、嫌がって作るとまずそうに感じるからで…)
火を使う、包丁を使う、油を熱する…など自分の危険を感じながら注意することを経験させようと思っています。
お友達のおうちでは、バリバリ外にお仕事をされているママさんで中学生のお子さんに「材料だけ用意しているから…」とシチューを自分たちでこしらえて食べておいてもらうことをさせていました。
失敗を重ねながら経験させ、その失敗もちゃんと家族で食べて「次からは…」と学ばせているようです。
今日はうちの下の子(10才)が好きなピザを餃子の皮で作っていました。(これは料理か?)
材料を選び、切って、きれいにのせて、焼いて思い通りに出来ているかを見るのが楽しいらしく、回数を重ねるごとにスピードも速くできるようになりました。
「できた!」という達成感に「じゃあ、次、これは…」と次のステップにも「挑戦!」する意欲がわき、レベルを上げていこうとすることはゲームをクリアしていくのとは少し違って「自分の身に起こったリアルな問題を解決できる力(応用力も)」がつくのだと思います。
年相応の自立の過程にチョットだけ頑張って「できた!」を体験させる(自分の問題解決ですね)そんなサポートも「生きて行くこと(生きのびること)」を教えるのに必ず役に立つと思います。
これは、高齢者の方に「やってあげるね」とすべてしてしまわないことも同じです。(はい、私はヘルパーも1年半以上経験させていただいて実感していることです)
少しでも自分でできることはしてもらった方が気力も体力も低下しないで元気でおられます。
災害の時には高齢者だからこその知恵が活かされたりするのです。だから「教えてもらう」「やってもらう」ことがイザという時に必要なのでとりあげてはいけません。
子どもは能力を上げるため、高齢者は能力を下げないため…かな
自分ですることが早くていいのかもしれませんが(時間がないときは特にそうですね)
イザ、大変なときに(災害の時だけではなく、自分が病気になった時、仕事で時間に追われている時など)自分がすべてしなければいけなくなると、自分が倒れてしまうかもしれないのです。
日々の生活でそれぞれの「できることを増やす」こと、さらにチョットずつレベルアップしていくことが災害対応能力を備えていくことにつながりますね。
一度「これ、やってみる?」と自分の役割だと考えていたことを無理のないようにさせてみて、「脳」が「出来た!」とか「楽しい!」と思うようなことをしてもらってはどうでしょうか。
その繰り返しがその子を、その高齢者を、守ることになり、さらに救助する側の負担も軽くできるのですから。
(ちなみに…私の『自立』のとらえ方は「自分で判断して行動し、その結果に対して自分が責任をもつこと」と考えて使っています)
では、良い休日を♪